不動産不況下のREIT市場から分析する 「ROE(自己資本利益率)」指標の脆弱性 | 公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略 | ダイヤモンド・オンライン
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総資産回転率と売上高営業利益率にはトレードオフの関係(図表1)が面白い。飲食業、小売業は薄利多売。不動産業はその対極にある。そんで、横軸と縦軸を掛け合わせたものがROA(総資産営業利益率)となるが、トレードオフの関係なので小売業も不動産業もROAは同じぐらいの2,3%になるというもの。なるほどと思う。
次にROEの問題点、借金で分母を減らしてかさ上げできるという問題からROE偏重はいかんと述べている。
これらの問題点を解決しようとするのがデュポン式。MBAではじめて出てきたときはデュポンの会社の財務分析をするのかと勘違いしていた。Dupon式にROEを分解すると、 ROE = ROA x leverage となる。
単純にはいえないが適切なレベルまでは借金をして節税効果をMaxにして企業価値を最大化することが望ましい。(MM理論というものがあるらしい)
で、最初の飲食料卸に戻るとぎりぎりまで借金をしており、ROEをあげることは困難である。
要するにROE, ROAという指標だけで企業を判断するのは危険であるということだ。高田氏の財務分析は独特で面白い。
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リンク: 作者: 高田 直芳. 金融ソフトをVectorにアップしている。
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